けっこう変わるから注意してね!!
国からの「2年縛りと違約金を無くしなさい!」という指示を受け、ワイモバイルの料金プランが2019年10月1日(火)から変わります。
新プランでは色々と変わっている点があるので、注意が必要です。
本記事では、この新プランについて、詳しく解説していきます。
目次
変更内容は大きく分けて3つ
10月からの変更点は大きく分けて3つになります。
- 違約金・2年縛りなしのベーシックプランに改定される
- 色々なキャンペーン・割引が終了、または変更になる
- 端末の支払い方法に36回払いが追加される
違約金・2年縛りなしのベーシックプランに改定される
もともとワイモバイルにはスマホベーシックプランという2年縛り・違約金無しのプランがありました。
しかしこのプランのことを知っている人はあまりいないと思います。
なぜならスマホプランに比べて高いからです。
このスマホベーシックプランが、現行のスマホプランに変わる基本プランとなります。
ただし月額料金は元のままだと高すぎるので、スマホプランと同じくらいの価格帯となります。
具体的にプランは以下の点が変わります。
- 容量が見直され、S/M/Rの3種類になる。(Lは廃止)
- 月額300円安くなる
- ワンキュッパ割が新規割になる
これだけだとわかりづらいと思いますので、実際にどのくらいの月額料金になるかを、もう少し詳しく解説します。
2019/9/30まではスマホプランを契約できます。
スマホプランを契約した場合は、2019/10以降もスマホプランを契約し続けることができます。
なお2019/10以降もスマホプランを契約している場合、2年以上契約すれば違約金無しでスマホベーシックプランに変更することが可能です。
10月からのスマホベーシックプランの月額料金
10月からの新プラン「スマホベーシックプランS/M/R」の月額料金(税抜)は、以下の通りです。
プラン容量 | 1ヶ月目 | 2~7ヶ月目 | 8ヶ月目以降 |
S(月々3GB) | 2,680円 | 1,980円 | 2,680円 |
M(月々9GB) | 3,680円 | 2,980円 | 3,680円 |
R(月々13GB) | 4,680円 | 3,980円 | 4,680円 |
契約時の割引が、12ヶ月1,000円引きのワンキュッパ割から、6ヶ月700円引きの新規割に変更されます。
また、プランの月額料金は300円安くなります。
ちなみに改定前のプラン「スマホプランS/M/L」の月額料金(税抜)は以下の通りです。
プラン容量 | 1ヶ月目 | 2~13ヶ月目 | 14ヶ月目以降 |
S(月々3GB) | 2,980円 | 1,980円 | 2,980円 |
M(月々9GB) | 3,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
L(月々21GB) | 5,980円 | 4,980円 | 5,980円 |
プラン料金だけ見ると、2年間使う場合の料金は大きな差はありません。
2年以上使い続けていくと300円安くなった分、オトクにはなっていきます。
それはこれから説明するね!
色々なキャンペーン・割引が終了、または変更になる
10月からの新プランで一番大きいのは、色々なキャンペーンや割引が終了、または変更になるということです。
以下のキャンペーン・割引は10月で廃止されます。
- 月額割引
- データプランシェア
- データ増量オプション無料キャンペーン(機種変更向け)
- ワンキュッパ割
- SIM単体契約特別割引
特に厳しいと思うのが、月額割引とSIM単体契約特別割引が無くなるところです。
月額割引がなくなると、端末購入をした際に月額料金の割引を受けられなくなります。
すると、端末購入をした場合は今までよりも高くなってしまいます。
SIM単体契約特別割引は、新規契約・MNPで乗り換えをした際に最大14,400円の割引を受けられます。
この割引が無くなってしまうので、総額で考えると割高になってしまいます。
試しに旧プランのスマホプランSと、新プランのスマホベーシックプランSを、新規契約、または他社乗り換えで契約した場合で比較してみます。
2年間(25ヶ月)の料金は以下のような違いになります。
プラン | 料金 | 2年間の総額 |
旧プラン | スマホプランS | 74,500円(2,980円×25回) |
ワンキュッパ割 | -12,000円(1,000円×12回) | |
SIM単体契約特別割引 | -9,600円(400円×24回) | |
合計 | 52,900円 | |
新プラン | スマホベーシックプランS | 67,000円(2,680円×25回) |
新規割 | -4,200円(700円×6回) | |
合計 | 62,800円 |
約1万円と、大きな差になりました。
SIM単体契約特別割引が無くなった分、そのまま高くなった料金となります。
端末の支払い方法に36回払いが追加される
さらに端末の支払い方法に36回払いが追加されます。
これは端末の価格が上がるということを示しているような気がします。
「24回の支払いで高いなら、36回にして負担を減らそう」みたいな考え方のように見えるからです。
今後は、端末代金が高くなることが予想されます。
新プランのメリットは2つ
乗り換えしやすくなったことと、使い続ければ少し安くなることかな。
新プランはデメリットが多く見えますが、メリットも2つあります。
- 乗り換えしやすくなった
- 使い続ければ少し安くなる
違約金・2年縛りが無くなったので、前のように2年を気にせずに乗り換えができるようになりました。
2年を待たずに乗り換えしやすくなりましたが、MNP転出手数料や契約事務手数料などは各社共に必要です。
そのため、簡単に乗り換えするというワケにはいきませんが、2年を待たなくても良いというのは大きな変化だと思います。
あとは、プラン料金が月額300円安くなったので、同じ端末で使い続ければ以前よりも安くなります。
新プランのデメリットは1つ
新プランはデメリットは1つです。
ただしけっこう大きなデメリットだと思います。
- 新規・乗り換えの際の月額料金が高くなる
色々な割引が廃止されたので、新規契約やMNP(ソフトバンクからの乗り換え含む)で契約したときの月額料金が高くなってしまいます。
今までのように2年ごとに乗り換えをして、新しい端末を使うというのが難しくなってしまいました。
まとめ
ワイモバイルの新プランは、違約金と2年縛りこそなくなりましたが、新しくワイモバイルを契約する人にとっては割高となってしまいます。
可能であれば、9月中に乗り換えをしたほうがよさそうです。
